車椅子用の後方確認カメラの設置

車椅子の後方確認の問題点

車椅子を使用していると、バックや旋回する必要が出てきます。その際、もちろん後方に物や人(足)がないことを確認して操作しなければいけないと思います。しかし私のように大きな車椅子を使用していたり、首が動かしにくいなどで後方確認が難しい場合、これ以上下がったら壁にぶつかるなとか、勘での操作に頼っています。なので、いきなり誰かが足の位置を変えただとか不測の事態が起きたら回避できません(実際、両親の足を轢くことが多々あります。。)
このままではいけないと思い、車椅子の後方確認するためのカメラを取り付けました。

用意したもの

USB接続のWebカメラ

カメラ本体です。今回はLogicoolのC270nを使用しました。

スマートフォン

映像を確認するためのスマートフォンです。今回はXperia XZ Premiumを使用しました。画面が大きいほうが良いという場合はパソコンやタブレットでもいいと思います。AndroidユーザですのでWebカメラをiPhoneでも利用できるかは不明です。どなたか情報を提供して頂ければ幸いです。

USB変換ケーブル

上記のWebカメラはUSB Type A接続で、Xperia XZ PremiumはUSB Type C接続なので変換するケーブルが必要です。スマホの種類によってはUSB Micro Type Bなのでそちらのケーブルを使用する必要があります。
以下は今回使用したType AとType Cを変換するケーブルです。

スマホ固定用のホルダーと三脚

車椅子にスマホを固定するためのホルダーと三脚です。

カメラの映像を出力するアプリケーション

インフィニテグラ株式会社様のUSBカメラ スタンダード版を使用させていただきました。
Google Playへのリンク

使用感

青い丸の部分が取り付けたカメラです。人工呼吸器を使用しているため、取り付け位置を決めるのに苦労しましたが、介助者の操作レバーのところにテープで止めました。車椅子の中心が映るように少し傾けています。

車椅子に取り付けたカメラその1
車椅子に取り付けたカメラその2

スマホに出力された映像をスクリーンショットしたところです。後輪が見えていていい感じです。ただ、カメラの視野角的にこれよりも下に取り付けても映像からはみ出してしまいそうです。

スマホに映し出された映像

手元に固定したスマホです。振動でずれないか心配でしたが、そういうこともなく快適に見れました。

手元に取り付けたスマホ

全体画像です。

全体画像

かなりいい感じです。側面を確認しつつ後方を確認してバック操作もできそうです。機材導入の費用はかかりますが、こうすればできましたよということで、車椅子ユーザで同じように悩んでいる方の参考になればと思います。

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